料理の最後の決め手はあなた
現代人は本当にしっかり食事をしているだろうか。
だいたいは"ながらぐい"である。
何かをしながら、ついでに口に食べ物を運びとりあえず腹を満たしている。
食事ではなく、その"何か"がメインとなってしまっているのである。
そのことに気づき、食事をするときには食事だけに集中する。
一瞬たりとも、味を逃すまいと集中する。
隅々まで味わうのだ。
そうすると、食べ慣れた味でさえ顔がにやけるほど美味しくなる。
まるで口に入れた瞬間、速攻で高級料理に変わってしまったかのように。
"ホームレス中学生"では
白米を噛み続けると、味の向こう側にたどり着くと言う。
とある弁護士は
毎日同じ物を食べても、常に美味しい。飽きない。なぜなら、昨日食べた味を忘れているからだ。と言っていた。彼は記憶をコントロールする重要性を述べていた。
いつだって目の前にあるのは、美味しい食べ物ではない。
美味しく食べるのも自分の心がけ次第なのだ。
常にその姿勢が料理の美味しさを決める。